ハコヅメ〜たたかう！元刑事課女子〜2

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you side


交番にやって来た木村さんの元に今から詐欺師が来ると分かり、

急いで作戦を立てて木村さんのお宅でスタンバイ。

存在するはずのない“町山署の山本”を待つ。

そんな時、インターホンが鳴った。


木村「はい、」


「すみません、先程お電話した町山署の山本です。」


木村「はい、今開けます。」


木村さんに受け答えをしてもらい、ドアを開ける。


『私も町山署の者です。』


途端に青ざめる“町山署の山本”もとい、詐欺師は

私の存在に気づくと勢いよく逃げて行く。

しかし、その先には「山本って刑事、うちにはいません！」と、両手を広げ行く手を阻む川合。

反対には藤。対面にはハコ長。

慌てた詐欺師は持っていた傘をハコ長に投げつけて

川合に突進して行く。藤先輩と2人で思わず「「川合！」」と

声をあげたが、詐欺師が川合の肩を掴んだ時に川合は肩固めをしていた。

詐欺師が怯んだ隙に確保する藤先輩とハコ長。


伊賀崎「おぉー、大丈夫？」


川合「なんか出来ちゃいました、肩固め！」


『川合すごいじゃん！』


藤「よくやった〜！」


詐欺師をハコ長に任せて3人で木村さんに挨拶する。


藤「すみませんでした、急遽こんなこと頼んでしまって。」


木村「ううん、あなた達が絶対守るって言ってくれたから全然不安はなかったわ。」


『御協力、ありがとうございました。…あの、これ、、』


そう言って自分の名刺を出すと、藤先輩と川合も名刺を出す。


『魔よけだと思って置いておいてください。』


玄関の靴箱の上に3枚の名刺が並んだ。


・


川合「今のって、源さんがやってたやつですよね？」


『そう、私もいつかやろうと思ってたんだよね。そういうとこは、真似していかないと。』


藤「まぁ、こっちは3枚置いたから効果は3倍だけどねー！」


伊賀崎「川合くん、また刑事課が呼んでる。」


川合「え、？」

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