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月曜日。
出勤すれば須藤は取引先に直行していていなくて、その代わりに


「課長〜!桑田さん!おかえりなさいっ!」

「お〜〜相変わらず元気だな瀬野〜ほら土産」

「わーいっありがとうございますっ」

「何か変わった事はありませんでしたか?」

「あ、はい何も、特には…」

「何よりです」


穏やかに笑った課長にはすぐにバレそうで
キュッと気を引き締めた


結局あの後須藤は全然起きなくて、
家も片付けなきゃなぁとそのまま一人で帰宅して、
多分須藤が起きたのは夕方で、ラインがきていた。







平和な午前中を終えて、一人ランチからオフィスに
戻れば須藤が桑田さんのお土産を咥えながらパソコン
を打っていた



「おつかれー打ち合わせ大丈夫だった?」

「よゆー」

「さすがでーす。課長と桑田さんは?」

「多分専務と会議室」

「もう?帰ってきてそうそう大変だね」



自分のデスクに座ればキュルキュルと椅子が近づいた


「………土曜すいません」


「え?あぁうん」


小声で話しかけられれば須藤はちょっと気まずそうで


「それよりアザとか出来てない…、?」

「アザ??」

「私蹴ってたって…、」

「蹴ってませんよ冗談です」

「でも寝れなかったんでしょ?」

「あー……朝早く起きたんで」

「もしかして横に誰かいるとぐっすり寝れない人?
それとも…いやそれはないか…、ごめん何でもない」

「何すか」

「……、」

「何?」


キョトンと覗いた顔は
こないだの可愛い寝顔を思い出す



「いや…須藤って…、……童貞?じゃないよね…?」


「……。」


「でも昔彼女いたって言ってたもんね?あ、高校から
とかだから清いお付き合い的な…?」


でも長く付き合ってたって言ってたし流石にない…?




「……………セカンドですかねー」


「え?」



13時のチャイムが鳴って自分の席にキュルキュルと
戻っていった須藤はそのまま仕事を始めて



セカンド?野球……??


その日の午後はずっと
須藤が野球する姿を思い浮かべながら仕事をした

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作品ジャンル:恋愛
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南季(プロフ) - まきさん» まきさんありがとうございます…( ;∀;)!とても励みになります!須藤推し嬉しいです♪ もうしばらく続くので楽しんで行ってください♪ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 83dd2f72dd (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 須藤推しだったので空の街、噛みしめながら読んでます!大好きです! (2023年4月23日 15時) (レス) id: 9a3630dfde (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんお久しぶりですー!!ありがとうございます♪こちらは多分短編になると思いますが、またしばらくお付き合い下さい(*^^*)♪ (2023年3月31日 6時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 南季さん!♪お久しぶりですっ!!また作品を見られてとても嬉しいです!! (2023年3月31日 6時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆきまる。さん» ありがとうございます。そんな風に思ってもらえて私も嬉しいです。ゆきまる。さんのペースで、ゆっくりゆっくりいきましょう(*^^*) (2023年3月30日 22時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:南季 | 作成日時:2023年3月26日 21時

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