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「ほんで？どうなったん。」
「神ちゃん家？もう散々やったよ。」
後日、嬉々として聞いてくる小瀧。
同室にいる神ちゃんに配慮して小声ではあるが、前のめりでニヤニヤしている。
一連の流れをざっくりと説明すると、
「やっぱ何かやらかす思ったわ！」
「……もうやめてくれよ。」
オーバーキルも程々にしてほしい。
俺のこと好きねぇ、と笑う神ちゃんを思い出し、項垂れる。
「これ好きってバレてるよな。」
「いや、その感じやと多分まだ気付いてないで。あの人結構鈍感やん、自分のことになると。」
「バレたらヤバいかな？」
「まぁ、押して引く作戦は全く通用せんくなるな。」
今のところ一回も押せてへんけどな、とごもっともすぎる意見。敢え無く撃沈。
「大丈夫やって。そんなんでしげのことを嫌がるような人じゃないやん。」
「んまぁ、せやけどさ。格好良い男でありたいやん。」
「ボロボロのしげが好きかもせんで。」
「それはそれでどうなん。」
「まぁ、頑張りぃ。」
肩をポンポンと二回叩いて�陲舛磴鵑慮気悗筏遒辰討い辰拭�
数十秒もすれば、�陲舛磴鷙イ�！という声が聞こえる。
あんな風に素直になれたら、少しは意識してくれるだろうか。
今日の台本を読み込む彼の横顔があまりに綺麗で、話しかけることすら出来ない。
そんな彼とは正反対の、浮かない顔をした俺。
でも、俺はいつか、彼の恋人になりたいと願っている。
「しげ、何かあった？元気なさそうやけど。」
「ん？そんなことないよ。」
「相談ならいつでも乗るし、言うてや。」
「大丈夫やで、ありがとう。」
君のことで悩んでるんですよ、神山さん。
優しく笑う君が、俺のことを気にかけてくれているこの瞬間が愛おしい宝物で。
今にも泣きそうなくらい好きが止まらないんですよ。
そんなことを知る由もない彼は、既に目線を台本に戻していた。
下を向いたときの唇も、ページを捲る意外と男らしい手も、たまらなく好きだ。
「……もうちょい頑張るかぁ。」
スマートフォンの検索画面を開いて、押して引く 方法と入力する。
恋愛初心者すぎるやろ、と自分にツッコミを入れながらも、検索結果を読む。
方法1、メールの返信を遅らせる。方法2、メールの文章を短くする。方法3、音信不通になる。
……いや、嫌われる方法か？さすがに出来ない。悲しい顔をした神ちゃんを見たくない。悲しむかどうかは分からないが、確実に仲は悪くなる。
どうすりゃいいのか。
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かみ(プロフ) - 蒼乃碧さん» はじめまして！コメントありがとうございます^^ 初投稿なのでグダグダかもしれませんが、お時間があるときにでもまた読みに来てくださいね！ (3月30日 21時) (
レス) id: 39c448f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして！かみしげでシゲがこんなに可愛いの好きです！続き楽しみにしてます^_^ (3月29日 15時) (レス) @page3 id: d378d34ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみ | 作成日時：2024年3月29日 8時
