検索窓
今日:16 hit、昨日:9 hit、合計:5,006 hit

祭りの火 ページ1

小川side
___


智大:なに、ぼーっとして。珍しいじゃん

小川:いや、名古屋って誰が来るんだっけと思って

智大:あー、この前発表されたやつね
だいたい、一緒だったよね?

小川:はい
あーあ、また智さん居るから、俺出れないわ
最悪

智大:おい、口悪いぞ

小川:もー世代交代してー

智大:そんなに世代も変わらないでしょ(笑)

いつもの調子でともさんと話しながら
朝食を食べ終え、ミーティングルームへ集合した

やっぱり、みんな表情が固い
有志は眠そう(笑)

真剣になればなるほど、自分に力が入り
本調子じゃなくなるのが分かる
だから、試合前のこの雰囲気はあまり好きじゃない

あー、はやく始まってほしい
ミーティング終わってもバスの時間まで
ロビーで待たなきゃいけないとか
地獄。

A:小川、早いね

小川:あ、Aさん
お互い様でしょ

A;私はいつも。小川くんと違ってたくさんやることがあるの!

小川:うっわ、出た出た。やってます感出すやつ
選手以上にやることってある?

A:私はいなきゃ、データも戦術もありませーん
よって、私は最強!

小川:流行りに乗るな

A:ため口聞くな

いつもの俺の生意気な発言に、ちゃんと拾ってくれるAさん
こうやって話かけてくれんのも、俺をリラックスさせようとしてくれてるからだ
ほんとに助かります。

大塚:あれ、もういるんすか

達宣が合流する

小川:お前、もう来たの?

大塚:やることなくなったから

A:いよいよ、VNLだ!って顔してるね、大塚

大塚:へ?

小川:バレバレ

A:でも、私、大塚のそういうとこ、好きだよ。

大塚:!

完全に勘違いしてる大塚に慌てて、訂正しようとするが、
俺を遮って、Aさんの後ろから声が聞こえた

関田:大塚、勘違いだ。

大塚:へ?

関田:Aはお前の試合前、楽しそうなところが選手として凄いって
褒めてるだけ。

A:そうそう!大塚、きっつい練習前も大きな試合前も
わっくわくしてるのみると、こっちも楽しくなる!

大塚:あー!でしょ!でしょ!
俺が決めたっる!!!

本調子に戻る大塚
焦るわ、Aさん。

関田:アホ二人

俺の横に来て、ぼそっという関さん

小川:ナイスタイミングでした。

関さんの対処能力と冷静さには、頭が上がらない

関田;しょうがねぇ
と関さんは少し笑った

でもやっぱ、Aさん
この何分間でこの場の全員の気持ちに火をつけたわ

俺からは、スゲェの一言です。

まず、→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lily | 作成日時:2023年11月28日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。