自分の黒歴史にツッコんでみた

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新くんの言葉にみんなも頷く。


(全員翔くんに辛辣だぁ！せめて、誰か一人は味方してあげて？)




「でもさ、こういうことで悩めるってことは、悩みが少ないってことじゃない？」


(突如訪れるディスり)





「あるいは大きな悩みがないとか。そういう意味では、少し羨ましい気がする」


(何、君、悩みでもあるの？僕でよかったら聞いてあげようか？でもね、急に闇出すのやめて？)





そうなの、かな。何だろう、今の言い方。流音くんに何か大きな悩みがあるってこと？


(可愛い子には裏がある［偏見］って言うし、何か抱えてんじゃない？)





それに流音くん、どこか悲しそうな表情してる……。


(僕は、翔くん地味にディスられてて可哀そうだなっていう、憐みの表情してる〜)





「確かに、流音の言うことも一理あるかもな。……で、翔。結局どっちにするんだ？」


(え、君も闇抱えてんの？もしやみんな、壮絶な過去がある感じ？

　さっきまであんなに頭悪そうな会話してたのに？)





「う、うーん。どうしよう！」


(何か知らんけどデカい悩みを抱えてる二人＆未だに朝ご飯をどっちにするか悩んでる人。

　……ふり幅が凄いねぇ。でも、キャラが被ってないのは良いことだと思うぞ！)





新くんの質問に、本気で頭を悩ませた翔くん。


(ー−−いや、ランチメニューぐらいさっさと決めろよ！どんだけ悩んでんの！？)





「Aランチメニュー少なくしてもらったら？私がBランチメニュー頼んで、少し翔くんにあげるから」


(待って、確かAランチってパンケーキだったよね？え、パンケーキって少なく出来るの？

　あと琉南ちゃん、サラッと翔くんと関節キッス狙おうとしてない？)





「いいの！？」子犬のように目を輝かせた翔くん。


(よかったねぇ、翔くん)





ふふ、何だかカワイイなぁ。


(出たよ、小説でよく使われる”ふふ”！

　現実では絶対言わないのに、何故か小説では多用しちゃうよね)





「うん、もちろんだよ」


(え、ごめん、何が？”ふふ”に気を取られて、前の会話の流れ全部吹っ飛んだわ)





「ありがとう、琉南！」「ほんと琉南は優しいな」


(おぉ、琉南ちゃんモテモテやん。ご飯を分けただけでここまで言って貰える世界っていいね)

　



「優しいというかお人好しだな」


(＿＿＿甘い！砂糖より甘いぞ、君！！

　こんなことでお人好しと言っていたら、僕なんか超絶いい人に分類されるぞ！)






。。。続く

作者、ビックリしてますΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！→←・

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