自分の黒歴史にツッコんでみた

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「新も蓮も、翔に余計なことを言わない。いいね？」


(圧のかけ方がもうプロなんよ。この人、絶対ヤクz、ゴホンッ、喧嘩強そうだよね)




「「気を付ける」」


(いや、聞き分け良いな。さっきまで威勢はどこに行ったんだ)





そして、私たちは急いで並んだ。


(どこに並ぶの？というか、並ぶってことは周りにある程度人がいたってことでしょ？

　今までの一連の流れ全部見られてたってことだよね。ー−−クッソ恥ずかしいね！？)





流音くん・蓮くんはＡランチ、私・翔くん・新くん・鏡くんはＢランチメニューを頼んだ。


(待って、サラッとれんれんがパンケーキ頼んでるの可愛いな)





私たちは空いてる席に移動して座った。


(どうか、周囲の人がさっきの喧嘩に触れませんように)





「「ん、うまぁ〜い！」」


(随分特殊な言い方だね。それ、逆に言いにくくない？)





翔くんと流音くんが美味しそうに食べている。


(え、別々のモノ頼んで食べてるのに、言ってること一緒なの？超仲良しじゃん)





ふふ、何だか微笑ましいなぁ。


(ふふ、時間ないんだから、早く君もご飯食べた方がいいと思うぞ)





「そういえば、もうすぐ体育祭だな」


(へぇ、いいね！何だかんだ、学校の行事って楽しいよね)





新くんの言葉にみんなが盛り上がった。


(説明の仕方が斬新！！もうちょっと詳細を教えてあげて？)





「今年何の競技やる？」


(あぁ、確か体育祭の何種目かは選べる仕組みになってたっけ。徒競走とかそういうやつ)





「オレは、障害物リレーやりたいな。アレ楽しいじゃん)


(分かる。一回もやったことないけど、何か青春っぽくていいよね)





「俺は学年合同リレーやりたい！今年は１位取りたい！」


(……一応聞くけど、君、中２なんだよね？言い方が小3男子だよ？だいぶ年齢層が低いよ？)





「あはは、燃えてる燃えてる」


(ー−−この台詞だけ聞くと超怖い。

　家が燃えた状態でこの言葉を言ってる考えたら、色んな意味でホラーだよ)





「去年はあと一歩のところで、海惺さんに負けちゃったもんな」


(ダレ〜？海惺〖かいせい〗さん誰〜？急に登場人物が増えて、さくりさんビックリしたよ〜？)





そうなんだ。


(おや、君は去年の体育祭には参加していないのかな？何、仮病？

　あと君、体育祭の話に全然興味なさそうだね。

　返事の仕方とかも、ポテチの塩味ぐらいあっさりしてたよ？)






。。。続く

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